リアル脱出ゲーム×レトルト生まれの子『ニセモノだらけの地下研究所からの脱出』
お試し謎
お試し謎では「レトルト生まれの子」の
パラレルワールドで起きた
とある出来事を
謎解きと共にお楽しみいただけます。
プレイ時間は約10~30分程度です。
途中セーブはありませんので、
お時間に余裕を持ってご体験ください。
演出の一部として効果音が再生されます。
効果音をオンにしますか?
※効果音の切り替えはゲーム画面の
右上にあるアイコンでいつでも変更できます。
ようこそ、レトロジェンバイオテックへ
意識がゆっくりと覚醒していく。
いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
……ここはどこだろう?
どうやら机に突っ伏すような形で寝てしまっていたようだ。
長時間硬い椅子に腰かけた姿勢だったようで、頭が重く、身体のあちこちが軋むように痛む。
あたりをよく見ると、私の職場である医療系開発会社「レトロジェンバイオテック社」の研究棟にある会議室だった。
なぜ私はこんな場所で眠ってしまっていたのだろう……。
最後に何をしていたのか、どうしても思い出せない。
思い出そうとすると、頭の奥がズキズキと鋭く痛み、思考がそこで途切れてしまう。
このまま会議室にいても仕方がない。何か手がかりを探すため、研究所の中を歩いてみることにした。
廊下は静まり返り、ひっそりとしている。まだ誰か残っているのだろうか。
重い体を引きずって、廊下に出た。
一歩進むごとに、ずきりと頭が痛む。
この研究所は地下にあり、窓もないため昼夜を問わず薄暗い。
廊下はしんと静まり返っていて、私の足音だけが虚しく響く。
まるで終わりがない迷路に迷い込んだようだ。
どのくらい眠っていたのだろう。今はまだ就業時間なのだろうか。
ふと、首に下げていたはずの社員証がないことに気が付いた。
慌ててポケットや鞄の中を探すが、どこにも見当たらない。
どこかに落としてしまったのだろうか……。
焦りと、チカチカと明滅する天井の蛍光灯が、私の思考をかき乱す。
誰か、誰でもいい、助けを求めて誰かを探さなければ……。
私は、再び重い一歩を踏み出した。
廊下の先に赤い扉が見える。
普段は警備ロボットがいて、用件のないものが入室することはできないのだが、周囲にはロボットも見当たらない。
いつもは気にも留めないその扉に、何故か吸い寄せられるように近づいていく。
ちらりと周囲を見渡すが、先程と同様廊下は静まり返っている。
いまなら誰にも見られない。
……扉の中を覗いてみようか。
好奇心に頭の中が支配され、気が付くとドアノブをひねっていた。
ガチャリ
意外なほどあっさりとノブが回る。重い扉を開けて中に入った。
薄暗く、いやに湿度の高い部屋だ。
ムワッとした空気が肌にまとわりつき、壁の隅にはうっすらと水滴が光っていた。
廊下と同じく中は静まり返っており、誰もいないようだ。
一歩踏み出すと、足に何かが触れる。
足元を見ると、床には無数の透明な何かの容器が落ちていた。これはなんだろう?
しゃがみこんで、そのうちの一つに手を伸ばした瞬間、ぬるりとした液体が付着し、思わず手を引っ込める。
この液体はなんだろう。重要な研究材料が保管されている部屋だと聞いていたが、何かの薬品だろうか。
しかし、こんなに容器が散乱している所をみると何かあったのだろうか……。
ふと足元を見ると、容器に混ざって一枚の紙が落ちているのが見えた。
ところどころ汚れていて読めない箇所がある。
先程の液体が付着しているのかと思ったが、よく見るとたまたま汚れたというわけではなさそうだ。
誰かが故意に汚して暗号にしている? いや、考え過ぎだろうか。
よくわからないが、ここには誰もいないようだし、他の場所を探そう。
私は入ってきた扉から先ほどの廊下へ戻った。
扉に耳を当ててみたが、中は静かだった。
ここにも誰もいないようだ。
中に何があるかは気になるが、今はそれどころではない。
一刻も早く、誰か従業員を見つけなくては。
しばらく廊下を歩くと、見慣れた資料室の入り口が見えた。
普段なら多くの研究員が行き交っている場所だ。
期待を込めて中に入るが、残念ながらここにも人の気配はなかった。
静まり返った室内には、埃っぽい臭いが漂っていた。
部屋の中央にあるテーブルの上には、いくつかの本や資料が乱雑に広げられている。
誰かが直前まで調べものをしていたのだろうか……。
……うすうす感じていたが、何か様子がおかしい。
私の記憶が曖昧なのも、人がいないこの研究所内も。
何か手がかりがあるかもしれないと思い、私は1番近くにある本に手を伸ばした。
表紙をよく見ると「ウミガメのスープ」と書いてあった。
パラパラとページを開いてみると、どうやらクイズゲームの問題集のようだ。
面白そうではあるが、いまは遊んでいる場合ではない。
本を閉じようとしたその時、ページの間に紙が挟まっているのが見えた。
誰かが残したのだろうか? 気になってそれを引き抜いた。
この本に載っているクイズとは毛色が異なるが、これもなんらかの謎解きになっているのだろうか。
一瞬、解いてみようかという誘惑にかられたが、頭の痛みが私を現実に引き戻した。
謎解きをしている場合ではない。あなたはメモを元のページに戻し、本を閉じた。
廊下の奥には、緩やかな螺旋を描く階段があった。
上の階は所長や一部の役員のみが出入りしており、私は今まで足を踏み入れたことがない。
しかし、今は緊急事態だ。
この状況を解決するためなら、背に腹は代えられない。
私は、重い一歩を踏み出し、螺旋階段を上り始めた。
廊下には、厳かな雰囲気の肖像画がずらりと並んでいた。
特徴的な髭をたくわえ、高級そうなスーツに身を包んだ男たち。歴代の所長のものだろうか。
いずれは現所長の肖像画もここに加わるのだろう。
……あれ? なぜか現所長の顔がぼんやりとしか思い出せないことに気が付いた。
毎日顔を合わせることはないが、同じ所内にいるのですれ違うことは度々あった。
今日起こったこと以外、この研究所で働いてきた記憶も、私自身のことも、すべてはっきり覚えている。
それなのに、なぜ所長の顔だけが曖昧なのだろう。
不気味な違和感が、胸に広がる。
私は不安な気持ちを抱えながらも、絵画の並ぶ廊下を静かに進んだ。
ん? なんだろうこれは……。
歩を進めながら何となく眺めていた絵画の中に、一枚だけ異質な肖像画を発見した。
厳かな歴代所長たちの肖像画の中に、不自然なほどに可愛らしいクマの絵が飾られている。
仰々しい額縁に入れられているが、どう見ても不釣り合いだ。
よく見ると、額縁の左下に一枚のメモが貼り付けられている。
迷路のようだが、これはいったい何なのだろう……。
このクマの絵と何か関係があるのだろうか。
……まじまじと絵画鑑賞をしていても仕方ない。
あなたは、重い頭を振り、再び歩き始めた。
不安を振り払うように、あなたは脇目もふらずに廊下を進んだ。
誰でもいい。誰かに会って、一刻も早くこの奇妙な状況から抜け出したい。
そんな一心からの錯覚かもしれないが、廊下の先に誰かの気配を感じた……気がする。
わずかな希望を感じつつ、一歩、また一歩と足早に歩を進めた。
廊下の突き当たりに、黄色い扉がある。
この扉……なんだか見覚えがある。この階に来るのは初めてのはずなのに…。
関係者以外の立ち入りが禁じられた部屋のように見えるが……。
私のおぼろげな記憶が何故か、この部屋の向こうに何か重要なものがある、と訴えかけていた。
扉の横には、パスコードを入力する画面がある。
パスコードを入力すれば開く仕組みのようだが……。
これは……暗号だろうか?
私は恐る恐る画面をタップし、パスコードを入力してみた。
※色味がわかりづらい方はヒントをご確認ください。
扉が開いた!
その部屋は、私の頭の中に深く封じ込められていた記憶を、鮮やかに蘇らせた。
そうだ、思い出した。
私は、この研究所の、そしてこの会社の、知ってはいけない秘密を知ってしまったんだ。
背後に、誰かの気配を感じる。
振り返る前から、それが誰なのか、分かっていた。
……ああ、またこの記憶も消されてしまうのだろう。
この研究所と、この研究を守るために。……彼の使命を果たすために。
私は諦めと共に、ゆっくりと振り返った。
「ピー」という短いエラー音が鳴り響き、元の画面に戻ってしまった。
どうやら、入力したパスコードは間違っていたようだ。
仕方がない。
私は重い足取りで、廊下を引き返した。
このままここで立ち止まっていても、何も解決しない。
まだ、調べていない場所があるかもしれない。あるいは、誰かに会えるかもしれない。
そして、もしかしたら、この奇妙な状況の理由を思い出せるかもしれない。
私は再び、薄暗い廊下を歩き出した。
廊下の先に赤い扉が見える。
普段は警備ロボットがいて、用件のないものが入室することはできないのだが、周囲にはロボットも見当たらない。
ちらりと周囲を見渡すが、先程と同様廊下は静まり返っている。
いまなら誰にも見られない。
……扉の中を覗いてみようか。
ガチャリ
重い扉を開けて中に入る。薄暗く、いやに湿度の高い部屋だ。
ムワッとした空気が肌にまとわりつき、壁の隅にはうっすらと水滴が光っていた。
廊下と同じく中は静まり返っており、誰もいないようだ。
足元を見ると、床にはぬらりと光る粘性のある液体が付着した、無数の透明な何かの容器が落ちていた。
その容器に混ざって、紙が落ちているのが見えた。
ところどころ汚れていて読めない箇所がある。
先程の液体が付着しているのかと思ったが、よく見るとたまたま汚れたというわけではなさそうだ。
誰かが故意に汚して暗号にしている? いや、考え過ぎだろうか。
なにかの役に立つかもしれない……。
内容をよく覚えておこう。
そう思いながら、私は部屋をあとにした。
扉に耳を当ててみたが、中は静かだった。
ここにも誰もいないようだ。
中に何があるか気にはなるが……。
私は扉を離れることにした。
資料室についた。
普段なら多くの研究員が行き交っている場所だが、やはり誰もいない。
部屋の中央にあるテーブルの上には、いくつかの資料が乱雑に広げられている。
何か手掛かりになるかもしれない。目を通してみよう。
机の上に置かれた本を手に取った。
表紙をよく見ると「ウミガメのスープ」と書いてあった。
パラパラとページを開いてみると、どうやらクイズゲームの問題集のようだ。
面白そうではあるが、いまは遊んでいる場合ではない。
この本に載っているクイズとは毛色が異なるが、これもなんらかの謎解きになっているのだろうか。
何か手がかりになるかもしれない。私はメモの内容をしっかり記憶に刻み込んだ。
廊下には、厳かな雰囲気の肖像画がずらりと並んでいた。
特徴的な髭をたくわえ、高級そうなスーツに身を包んだ男たち。歴代の所長のものだろうか。
ずらりと並ぶ絵画の中に、一つだけ異質な肖像画があった。
絵画の中に、一枚だけ異質な肖像画を発見した。
厳かな歴代所長たちの肖像画の中に、不自然なほどに可愛らしいクマの絵が飾られている。
仰々しい額縁に入れられているが、どう見ても不釣り合いだ。
よく見ると、額縁の左下に一枚のメモが貼り付けられている。
迷路のようだが、これはいったい何なのだろう……。
このクマの絵と何か関係があるのだろうか。
あなたは、重い頭を振り、再び歩き始めた。
どこに行こう?
黄色い扉の前に戻ってきた。
この扉……やはり、なんだか見覚えがある。
この階に来るのは今日が初めてのはずなのに……。
やはり、この部屋に入れば何か思い出せるかもしれない。
私は、もう一度パスコードの入力を試みることにした。
※色味がわかりづらい方はヒントをご確認ください。
下記は謎のヒントになります。
見たくない方は右上の×印で閉じてください。
赤いカギの謎について】
考え①

左のイラストの名前が液体の染みで隠れてしまっているようだ。
どうやら液体の染みの形と、当てはまる文字列が対応しているようだ。

考え②(答え)
イラストは上から「パッチワーク」「クルマ」「トマレ」を表している。
赤いカギに対応する液体の染みの形と対応する文字列を確認すると、
赤いカギが表すワードは「レトルトパック」となる。
下記は謎のヒントになります。
見たくない方は右上の×印で閉じてください。
黄色いカギの謎について】
考え①

左右のイラストのワードの間に「の」を入れて意味の通るワードになるもの同士を結ぶ必要があるようだ。

考え②
左右のイラストを結んでできるワードは、「キのドク」「ウミガメのスープ」「タケのコ」「スズメのナミダ」の4つのようだ。
考え③(答え)
左右のイラストを結んだ線が通る文字を上から読むと「バイオテック」
下記は謎のヒントになります。
見たくない方は右上の×印で閉じてください。
青いカギの謎について】
考え①

クマの肖像画と迷路内の絵画を見比べると、肖像画と色合いがまったく同じものとそうでないものがあることがわかる。
正しい絵画の一部のみを通ってゴールを目指そう。

考え②(答え)
正しい絵画の一部のみを通ってゴールしたとき、通った文字が答えになる。答えは「とろけたのう」。
何か引っかかる……。
この扉を開くため、鍵の謎を解き明かそう。
下記は謎のヒントになります。見たくない方は右上の×印で閉じてください。
赤いカギの謎について】
謎のある場所について
まだ赤い扉の部屋に入っていない場合は、まずは部屋の中を確認しにいこう。
謎を思い出す
ところどころ汚れていて読めない箇所がある。
先程の液体が付着しているのかと思ったが、よく見るとたまたま汚れたというわけではなさそうだ。
誰かが故意に汚して暗号にしている? いや、考え過ぎだろうか。
考え①

左のイラストの名前が液体の染みで隠れてしまっているようだ。
どうやら液体の染みの形と、当てはまる文字列が対応しているようだ。

考え②(答え)
イラストは上から「パッチワーク」「クルマ」「トマレ」を表している。
赤いカギに対応する液体の染みの形と対応する文字列を確認すると、
赤いカギが表すワードは「レトルトパック」となる。
黄色いカギの謎について】
謎のある場所について
まだ資料室にある本を開いていない場合は、まずは資料室に確認しにいこう。
謎を思い出す
何か手がかりがあるかもしれないと思い、私は1番近くにある本に手を伸ばした。
表紙をよく見ると「ウミガメのスープ」と書いてあった。
本を閉じようとしたその時、ページの間に紙が挟まっているのが見えた。
誰かが残したのだろうか? 気になってそれを引き抜いた。
考え①

左右のイラストのワードの間に「の」を入れて意味の通るワードになるもの同士を結ぶ必要があるようだ。

考え②
左右のイラストを結んでできるワードは、「キのドク」「ウミガメのスープ」「タケのコ」「スズメのナミダ」の4つのようだ。
考え③(答え)
左右のイラストを結んだ線が通る文字を上から読むと「バイオテック」
青いカギの謎について】
謎のある場所について
まだ絵画をよく見ていない場合は、まずは絵画の並ぶ廊下に確認しにいこう。
謎を思い出す
よく見ると、額縁の左下に一枚のメモが貼り付けられている。
迷路のようだが、これはいったい何なのだろう……。
このクマの絵と何か関係があるのだろうか。
考え①

クマの肖像画と迷路内の絵画を見比べると、肖像画と色合いがまったく同じものとそうでないものがあることがわかる。
正しい絵画の一部のみを通ってゴールを目指そう。

考え②(答え)
正しい絵画の一部のみを通ってゴールしたとき、通った文字が答えになる。答えは「とろけたのう」。
黒いカギについて】
謎を思い出す
考え①
これまでの赤いカギ、黄色いカギ、青いカギの答えのワードを使って、答えの4文字のワードを導こう。
考え②
数字の色はカギの色、数は何文字目かを表しているようだ。
考え③
赤いのカギの答えは「レトルトパック」で6文字目は「ッ」
黄色いカギの答えは「バイオテック」で5文字目は「ッ」
赤い6と黄色い5は同じ文字を表すため=でつながっているようだ。
考え④(答え)
左上から
赤い6=黄色い5「ッ」
赤い7=黄色い6「ク」
赤い2=赤い4=青い1「ト」
赤い5「パ」
青い5「ノ」
黄色4「テ」
となる。 よって、黒いカギの答えは「パパノテ」となる。
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ニセモノだらけの地下研究所からの脱出 お試し謎
リアル脱出ゲーム×レトルト生まれの子
2025年10月30日(木)~12月21日(日)
これは、「レトルト生まれの子」の世界で起こったかもしれない、もうひとつの物語。
「レトルト生まれの子」のパラレルワールドで起きたとある出来事を謎解きと共にお楽しみください。
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リアル脱出ゲーム×レトルト生まれの子『ニセモノだらけの地下研究所からの脱出』
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